
「急な解雇で家賃が払えない」
「自営業の収入が激減して住む場所を失いそう」……。
そんな不安を抱えている町田市民の方に向けて、国と町田市が実施している公的制度「住居確保給付金」について詳しく解説します。
この記事では、2026年現在の最新要件に基づき、支給対象から申請の具体的なステップ、さらには「もし対象外だったら?」という時の対策までまとめています。
1. 町田市の住居確保給付金とは?
住居確保給付金とは、離職や廃業、または個人の責任によらない休業等によって収入が減少し、住まいを失う恐れのある方に対し、町田市が家賃相当額を原則3ヶ月間(最長9ヶ月間)、大家さんへ直接振り込む制度です。
単なる「給付」ではなく、住居という基盤を失わずに済むことで、腰を据えて求職活動や事業再生に取り組めるよう支援することを目的としています。
2. 支給対象となる方の4つの要件
受給には、以下の要件をすべて満たしている必要があります。
① 収入・仕事の状況
- 離職・廃業から2年以内であること。
- または、個人の責によらず給与等が減少し、離職と同程度の状況にあること(休業・時短勤務など)。
② 世帯収入要件(月額)
世帯全員の収入(給与、年金、手当等)の合計額が、以下の基準額以下である必要があります。
- 単身世帯: 137,700円以下
- 2人世帯: 194,000円以下
- 3人世帯: 241,800円以下
- 4人世帯: 285,000円以下
③ 資産要件(預貯金)
世帯全員の預貯金合計が、以下の金額以下である必要があります。
- 単身世帯: 50.4万円以下
- 2人世帯: 78万円以下
- 3人世帯: 100万円以下(上限)
④ 求職活動の義務
受給期間中は、ハローワークへの求職登録を行い、誠実かつ熱心に求職活動を行うことが条件となります(自営業者の方は、事業再生に向けた活動でも認められる場合があります)。
3. 支給額の上限(町田市の場合)
支給されるのは「実際の家賃」ですが、以下の通り世帯人数に応じた上限額が決まっています。
| 世帯人数 | 支給上限額(月額) |
| 単身世帯 | 53,700円 |
| 2人世帯 | 64,000円 |
| 3~5人世帯 | 69,800円以内 |
| 6人世帯 | 75,000円以内 |
| 7人以上 | 83,800円以内 |
注意点:
- 管理費、共益費、駐車場代、更新料などは対象外です。
- 家賃が上限額を超える場合、その差額は自己負担となります。
- 収入が一定額(基準額)を超える場合は、一部支給(家賃の一部のみ給付)となるケースがあります。
4. 申請に必要な書類リスト
町田市役所へ提出する主な書類は以下の通りです。
- 生活困窮者住居確保給付金支給申請書(窓口配布またはHPよりダウンロード)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)
- 離職・収入減少を証明する書類
- 離職票、雇用保険受給資格者証、廃業届、または休業を証明する書類
- 世帯全員の収入がわかる書類
- 直近3ヶ月分の給与明細、年金振込通知書、確定申告書の控えなど
- 世帯全員の預貯金通帳の写し
- 直近6ヶ月分のすべての通帳(ネット銀行含む)の記帳内容が必要です。
- 賃貸借契約書の写し
- 現在の家賃、契約期間、貸主(大家さん)の情報がわかるもの。
- 入居住宅に関する状況通知書
- 大家さんや管理会社に記入してもらう必要があります。
5. 申請から支給までの流れ
ステップ1:事前相談
まずは町田市役所の相談窓口へ電話または対面で相談します。現在の生活状況を伝え、自分が対象になるかを確認しましょう。
ステップ2:書類提出
必要書類をすべて揃えて提出します。不備があると審査が遅れるため、チェックリストを活用しましょう。
ステップ3:審査・決定
町田市が書類内容を審査します。承認されると「支給決定通知書」が届きます。
ステップ4:家賃の振り込み
町田市から、大家さんや管理会社の指定口座へ、直接家賃が振り込まれます。(本人への振り込みではありません)
ステップ5:受給中の活動報告
受給中は、月数回の求職活動状況を市に報告する義務があります。これを怠ると、支給が中止される場合があります。
6. よくある質問(FAQ)
Q. 住宅ローンは対象になりますか?
残念ながら、住居確保給付金は「賃貸住宅の家賃」が対象です。持ち家の住宅ローン返済には利用できません。住宅ローンの支払いが厳しい場合は、早めに借入先の金融機関へ相談することをお勧めします。
Q. 生活保護と併用できますか?
原則として、生活保護(住宅扶助)を受けている方は、住居確保給付金を受給することはできません。どちらの制度が適しているかは、世帯の状況により異なります。
Q. 以前に一度受給しましたが、2回目(再支給)は可能ですか?
原則として、住居確保給付金の受給は「生涯に一度」とされています。以前実施されていた特例による再支給の申請受付も、現在は終了しています。 ただし、特別な事情がある場合や、他の支援制度(生活福祉資金など)が利用できる可能性もありますので、まずは町田市の生活援護課へ現在の状況をご相談ください。
Q. 学生やフリーランスでも受給できますか?
可能です。収入と資産の要件を満たしており、かつ働く意思がある方であれば、職業や身分にかかわらず申請できます。
Q. 職業訓練受講給付金(月10万円)をもらっていても申請できますか?
はい、可能です。 以前は併用できませんでしたが、現在は職業訓練受講給付金を受けている方でも、住居確保給付金をあわせて受給できるようになりました。
7. 町田市の相談・申請窓口
町田市にお住まいの方は、以下の窓口が担当となります。
- 窓口名: 町田市役所 地域福祉部 生活援護課
- 場所: 町田市役所 1階(東京都町田市森野2-2-22)
- 電話番号: 042-724-4013(直通)
- 受付時間: 月曜日~金曜日の午前8時30分~午後5時(祝日・年末年始を除く)
[!TIP]
相談には時間がかかる場合があるため、事前に電話で予約や混雑状況を確認してから訪問することをお勧めします。
8. もし住居確保給付金の対象外だったら?
要件(特に預貯金額や収入制限)をわずかに超えてしまい、給付を受けられない場合でも、諦めないでください。町田市では他にも以下のような支援があります。
- 生活福祉資金(緊急小口資金・総合支援資金): 無利子または低利子での生活費の貸付。
- 一時生活支援事業: 住居のない方に、一時的な宿泊場所や食事を提供する支援。
- 生活自立相談窓口: 専門の相談員が家計の見直しや就職活動を伴走支援してくれます。
まとめ:一人で悩まず、まずは町田市役所へ
住居確保給付金は、あなたが再出発するための「安全網」です。
「自分は対象にならないかも……」
と自己判断せず、まずは町田市の生活援護課へ相談してみてください。
手続きを始めることで、不安で眠れない夜を終わらせ、前向きな求職活動に繋げることができます。
ページの最後に以下のように表記しましたが、問題ないですか?
出典:町田市役所公式サイト(生活にお困りの方:住居確保給付金)
参照日:2026年3月21日

